休職をしようとする時に、会社に医師からの診断書の提出を求められる場合があります。休職にあたり、診断書は絶対に必要なのかなど、診断書がないと休職出来ないのかなど、診断書の取り扱いについて解説します。
休職する時、診断書提出は義務なのか
そもそも休職する時に診断書の提出は義務なのでしょうか。結論として診断書の提出については会社の定めによります。そもそも休職という制度自体が労働基準法に規定があるわけではなく、会社が独自に定める制度となります。そのため、診断書の提出が必要かどうかも会社の定める就業規則などに従っていただく形になります。
多くの場合、基本的に提出は義務付けられている場合が多いです。特別な理由がない限り、提出は必要になると思っておいていいと思います。
この間会社の事務方に聞いた話だけど、うちの会社、診断書がなくても休職はしてくれるらしい
— 神倉テツ@ステーキ焼きまくる雑記ブロガー (@kamikura102) November 27, 2020
ただ診断書がないと休業補償がもらえないというね
つまるところ診断書ある方がいいけど、無しでも取り計らってくれるあたりの緩さはありがたい
これでトップがうんこじゃなかったら最高だったんだけどね…w
診断書はどんな書類
医師が書く診断書についても少し解説しておきます。診断書は医師や歯科医師、獣医師などが発行する書類であり、診断結果の証明や症状の説明について記した書類です。
また、診断書自体の規定はないですが、診断書の取り扱いについては、医師法十九条に以下のように記載があります。
第十九条2 診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。
https://www.ichikawa568.com/law-isi.html
診断書を発行できるのは、医師や獣医師、歯科医師など医療従事者のみであり、また診断書の発行を求められた場合があった場合は、正当な理由なく拒むことができません。
診断書をもらえない場合はどうすればいいの?
基本的に、医師は診断書を求められた場合は、断ることはできません。しかしそれはあくまで法律上の規定であり、医師によって診断書を書いてくれない、またはうつ病や適応障害など、働けない状態にあるという診断がされない場合もあるようです。
その場合は、手間にはなってしまいますが、病院を移ることが一番近いと思います。診断書を書いてもらうように交渉することもできるかと思いますが、医師相手に交渉するのはかなりの労力となるので、素直に病院を変えた方が早いです。
診断書もらいに行ったら「あっ、元気になってるね。自分で回復出来る力があるから大丈夫だよ!」って。私健康だから診断書もらえない!!!休職できない!!!
— tommy (@9Tommy5) July 27, 2019
診断書を提出するタイミング
診断書を会社に提出するタイミングですが、休職自体が会社が独自に定める制度のため、これも会社によって様々です。通常の流れでいけば、休職前に提出することが多いようですが、後から提出でもいいという会社もあります。気になる場合は、会社の人事などに確認してみましょう。
診断書作成にかかる時間・料金
診断書の作成にかかる時間はクリニックによってまちまちです。即日作ってもらえることもあれば、2週間かかる場合もあります。心配であれば事前に病院に電話して確認しておくことをお勧めします。
また、料金についても明確な規定がないため、クリニックによって違います。おおむね5千円ほどあれば足りるかと思われます。
鬱っぽく休職を考えている人へ。
— うつリタイアパパ@投資家 (@utsupapa1) July 24, 2021
①近くの心療内科に予約し行く。
②3ヵ月休職の診断書を書いてもらう
料金は5,000円ほど
③診断書を会社の人事に提出
④休職に入る
会社にしっかり確認を
診断書の取り扱いについては、会社によってことなります。どういった取り扱いになるか、もし手元に就業規則があるのなら確認しておくといいでしょう。休職中は、そういった規則を調べるのも大変かと思いますので、可能であれば事前に確認できるといいですね。
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