休職するとその後に待っているのは、職場復帰ですよね。ですが、なかなか一度休んだ職場に戻る気持ちになれない、という方も多いのではないでしょうか。今日はそんな職場に戻りたくないという気持ちを持った時に、どういう行動をとるべきかをお伝えします。
できるだけ自分が不利にならず、また最適な答えを導けるよう、実際の体験談も含めお伝えしていきます。
休職から復職までの流れ
休職から復職までですが一般的に以下のような流れとなります。

休職期間終了
休職期間が満了を迎えます。
医師による判断
医師により、職場復帰の判断がなされます。
職場復帰支援プランの作成
復帰できるとなったら、復帰のための計画をたてます。
職場復帰
計画に沿って職場復帰します。
休職期間が満了したら、まず医師による職場復帰の判断を行ってもらいます。ここで、医師によって復帰しても問題ないとわかれば、今度は職場での受け入れ態勢を整えます。
一般的には、いきなりフルタイムでということではなく、それぞれの状況に合わせ、職場復帰計画を立てます。職場復帰計画を立てたら、次に計画に沿った勤務を開始、という流れになります。
ここで、まだ職場復帰が難しいとなった場合は、休職期間の延長に入る場合もありますし、また休職期間がすでに満了している場合は、会社側の判断となり、場合によっては退職となる場合も考えられます。
復帰のための準備をしておきましょう
復職の時期が近付いたら、復帰のための準備をしておきましょう。生活リズムを整えて、出来るだけ毎日同じ時間に起床、就寝するようにする。また机に向かって集中する時間を作るなど、職場に似た環境を作って経験しておくといいでしょう。
また、リワークなどの支援施設を利用することも選択肢にいれておきましょう。リワークとは復職支援のためのプログラムであり、メンタルクリニックや就労移行支援事業所としった施設で提供されています。
正直にいって職場には戻りたくない
休職の原因にもよると思いますが、休職期間が終わっても、元の職場には戻りたくない。と感じている方も珍しくありません。例えば、セクハラ、パワハラなどが原因で休職することになり、再び同じ部署に戻るとなれば、戻りたくないという気持ちや不安を感じるのは当然ですよね。
私はどれだけ嫌がらせを受けても退職届を出しませんでした。
— N本@ブラック企業と裁判中 (@nmotoshachiku) January 27, 2022
出せば自己都合退職になるからです。
私はパワハラや長時間労働によって働けなくなったのです。
自己都合だけは受け入れられませんでした。
休職期間が満了しても労災だからと退職を拒みました。
結果、会社都合退職になりました。
そんな時は一体どのように対応すればいいのでしょうか。
休職期間を延長できないか相談する
まず考えたいのは休職期間の延長です。会社に相談のうえ、休職が延長可能であれば、出来る限り延長をし、自分の心が整理できるまで、しっかりと向き合いましょう。自分が納得していなければ、復職をしても再度休職になってしまうリスクを抱えたままになってしまいます。
復帰後の環境を整えてもらう
また、職場復帰後の環境を整えてもらうように、会社側に交渉してみましょう。特に復帰前と同じ部署に戻るという場合は、休職した原因が取り除かれていなければ復帰は難しいでしょう。
パワハラやセクハラの原因となった人間関係があったり、休職の原因となった業務量がそのままであれば、復職してもまた休職してしまう可能性は高いといえます。
退職、転職も選択肢としてはあり
また、会社側が再び同じ環境で仕事をさせようとしているという場合には、転職や退職ということも選択肢にいれてもいいと思います。休職するまで自分が追い込まれてしまったということは、それだけ自分を酷使していたということです。自分より大切なことは何一つありません。
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